2023/10/29 東京湾奥 大船ルアーサワラ@浦安 吉久

釣り酒師あっきーです。

当初吉久さんからフグに行く予定でしたが、この週末はフグの出船がなかったので、サワラを狙うことにしました。
林遊船さんは満船で、今回は初めて吉久さんからのルアー五目船に乗りました!

結果、サワラ80cmくらいを1匹、タチウオF4と3.5の2本で大満足の釣行でした!

2023年のサワラ釣りはこれで終了予定です。
ちょっと長文になりますが、今年感じたことをここでまとめます。

サワラを含め、初心者向けの東京湾船でのルアー釣りの本を出版いたしました。
シーバス、マゴチ、タコ、サワラ、クロダイ・キビレをターゲットとした、海でのルアー釣りにこれからチャレンジしてみたい方向けの本です。
東京湾 ルアー釣り初心者向けの本「ルアー釣り初心者なら東京湾」Kindle出版
Kindleでの出版となっており、Kindle Unlimitedをご契約の方は無料でお読みになれます。

■ 2023/10/29 東京湾奥 大船ルアーサワラ@浦安 吉久


朝は小雨が降っていて、やや寒かったです。
出船の頃には上がって、きれいな虹が見えました!

今回は北風が強く、うねりもあって船がよく揺れました。
また潮が早くて40gだと底が取りにくかったので、60gのメタルマジックTG UVピンクシグナルOB。

幸先よくF4のタチウオが釣れて気分良くスタート!

船中でポツポツバイトは出るもシーバスやタチウオ。
私もシーバス、タチウオを掛けるも水面バラシ。
サワラはなかなか出ません。
すべて、60gのメタルマジックTG UVピンクシグナルOBでした。

少し大きめの移動先で、船中サゴシが数匹かかりましたが、上がったのは1本。
頑張りましたが、私はノーバイトでした。

その後、元のポイントに戻って探るも上がるのはタチウオ、シーバスのみ。
私はここでは、サバフグのみ。

そこから、ラストのポイントへ移動。
風も落ち着いて、流れが緩くなったのでメタルマジックTGの40gに変更。

お一方同じ右舷側でサワラをキャッチ!みんなのボルテージが上がりました!
なかなか厳しいこともあり、夕まずめに期待して、船長が延長してくださりました。

サワラ釣りは確率を上げる努力はできますが、最後は運に賭けるしかないので、ひたすらキープキャスト。
ラスト15分で、ガツンと当たって、頭を振って暴れていました。
シーバスかなぁと思ったら、そこから一気に船下に走り込んで、サワラだと確信。
とてもいい引きで、バレないでと思いつつやりとりして、上がった時にはホッと一安心。
バレにくい下顎にかかってくれててよかったです!
久々な80cmほどのサワラでした!

2年前の12月から5連続サワラなしだったので、今年3回目でやっと釣れて嬉しかったです!
近年サワラのタックルを新調したりと結構力を入れてる釣りだったのですが、なかなか釣れず、運が悪かったなぁと感じました。
でも今回一本釣れたので、満足して今年のサワラ釣りを終えることができます。

今年のサワラゲームはブレード中心で、ここ2回ずっとブレードを投げて気づいた点をまとめます。
釣り方の気付きとしては、魚探の反応に合わせて、釣り方を変えることです。
おおよそ東京湾のサワラのブレードゲームでは水深が10m〜30mほどです。
最近の傾向としては魚が浮いてることが少なく、中層か底ベッタリとなります。
とにかくルアーを反応の近くを通すことしかサワラと出会う確率を上げることはできません。

抱え込みと払い出しでルアーの沈む速度や抵抗、浮き上がり方が変わるので、その特性に応じてフォールの回数を増やしたり、巻く回数を数えたりします。
潮の流れの強さによっても、状況は変わりますので、そのあたりを考慮していくことが重要です。

抱え込みの場合、着底は早いのですが、流れが船に向いていることでラインスラックが出やすく、早く手元に戻ってきます。
おおよそ40gのジグの場合、遠投して、着底まで待ちます。
糸が引かれるならラインを出して、スラックが出たら巻き取り、張らず緩めずな状態をキープ。
着底したら糸フケを取って、早巻きすると、リール1回転で50cmくらいのイメージで浮いてくる感じです。
反応から5m上まできたと感じたら、またフォールさせます。(このときも張らず緩めずをキープ)
おおよそ、キャストして2〜3回のフォールを入れると手元に戻ってきます。
たまに舟下に潜り込むこともありますので、お祭り防止のため糸の出し過ぎには要注意です。

払い出しの場合、ルアーが流されるので着底に抱え込みの場合の1.5倍から2倍かかります。
サミングをして糸を張らず緩めずをキープして、自分である程度数を数えて何秒くらいでそこにつくかをカウントしてみてください。
30秒以上着底しない場合は、ルアーが軽すぎるので、10gずつあげて、30秒以内に着底する状況を作った方がルアーを追わせる回数が上がって釣れる印象です。
払い出しは早巻きをすると抱え込みよりも早く浮いてくる感じがあります。
潮の流れでラインが上に流されてるので、浮きやすいと推測しています。
イメージとしてはおおよそリール1回転で1mくらいのイメージです。
こちらも反応から5m上くらいにきたと感じたら、またフォールさせます。(この時も流されるのでサミングしながら張らず緩めずをキープ)
おおよそ4〜5回ほどフォールさせると手元に戻ってくる感じです。
そのため効率よく探れるのは払い出しとなりますが、抵抗が大きいので抱え込みに比べてルアーの速度が落ちます。
その日のサワラが抱え込みの巻く速さと払い出しの巻く速さのどっちに反応しているかを意識すると釣れる確率が上がります。
自分がいる舷を意識して、逆側で釣れることが多い場合、その時に自分が払い出しか抱え込みかで逆側のほうが釣れる可能性が高いと言えます。
そんなことも想像しながら釣りをすることでちょっとずつ釣れる確率を高めていく感じです。

サワラは、目が良くて見切りも早いし、結構気まぐれで食いがいい時はバクバクですが、ダメな時は何してもダメ。
でも特定の条件が揃えば食うなどの感じで、狙って釣るのが難しい釣りだと思います。
そんな中でも少しづつ確率を高める方法は存在するので、タックルを選んだり、ルアーを選んだり、釣り方を工夫することで人より釣れる確率を上げることはできるので、さまざまな工夫をしていくことに意味があると感じます。
こういう頭の使い方も楽しいし、なんといってもサワラはとても美味しいのでぜひチャレンジしてみてください!

■タックル


40gブレード用: 天竜 21 ベイブレイズ BBZ702S-M + シマノ 22 ステラ C5000XG(PE1.5号)
60gブレード用: テイルウォーク 21 ボートゲーマーSSD S70MH + ダイワ 19 セルテート LT4000-CXH (PE1.5号)

昨年からは大船は基本的にブレードジグメイン。
投げ続けて、早まきが基本なので、疲れにくさを考慮すると東京湾ではボートシーバスロッド+40gのブレードジグがいいです。
海が荒れたり、潮が速かったりする場合、50g、60gを利用しますが、底が取れる一番軽いジグを使うのがおすすめです。
実績が高いのはやはりメタルマジックTG。色はどんなのでも釣れてますが、ナチュラルカラーとアピールカラーの2色があると気分転換ができてよいです。
今回釣れたのは、メタルマジックTG40gのチャートゴールドOB/グローでした。

タックル観点でサワラのブレードゲームで気づいたことをまとめます。
前回から2回続けての大船で、ブレードジグを投げまくったことで見えてきたのは、疲れにくい竿とリールを使って、疲れにくい角度で投げて巻き続けることが重要。
結局はサワラに会えるタイミングを増やすしか、サワラを釣る確率を上げられないので、とにかく投げまくって巻きまくることがサワラに近づくポイントです。

疲れにくい竿は、ルアーのウェイトや抵抗に合わせたロッドチョイスが必要です。
東京湾では、40g用と60g用を2本準備するのがよいと感じています。
最も多用する40g用はシーバスロッドやサワラのミノーに使えるロッドと兼用でよいです。(M程度の40gが背負えるパワーのもの)
60g用はブレードジギング専用モデルがおすすめです。(MH程度の60g〜80gが背負えるボートシーバスロッド)
シイラ用のライトロッド(パームス 20 シーラプチャー STGS-66ML)も使いましたが、竿が強すぎだし重くて疲れて継続して投げ続けるのが辛いです。

なるべく直線に近い形で竿を保持して、リールの巻く力を中心にリーリングするのが最も楽です。
竿に角度をつけると竿を持ってる腕がすぐに疲れます。
あたりを取るために、ほぼ直線に近い形で、少しだけ竿先を曲げると楽に巻けます。
竿の硬さ、ルアーの重さで少し角度は変わるので、その辺りは何度も慣れて見つけることが必要です。

また、リールの性能も重要です。
シマノでいうインフィニティドライブが搭載されたモデルが巻く力が強くておすすめです。
中でもステラは滑らかで巻心地がよく、安定して巻けるので、リールで他の人との差をつけられるなと感じました。
最近感じているのは、軽さよりもある程度剛性を重視することが必要だということです。
特にローターの素材が最近はザイオンやCi4+とかになっていますが、金属ローターの方が歪みが少なく、ギアへの負荷が低くなると感じます。

サワラのブレードゲームでは、かなり高速で巻き続けることもあって、リールの負荷も高く、安いリールだと早くギアがダメになる可能性があります。
ちょうどこの日にご一緒した方はダイワのセルテートが10回くらいの利用でギアが破損して巻き心地が悪くなったとおっしゃっていました。
おそらくザイオンローターであることで、ギアに負担が掛かる形になって、破損に繋がったのではないかと考えています。
剛性重視となるとSWモデルですが、例えばツインパワーSWの4000XGなどは350gと100gほどノーマルツインパワーより重いので、東京湾のサワラが対象なら私はノーマルのツインパワー(ローターが金属)がおすすめです。
おそらく販売されると思われる24ツインパワーならインフィニティドライブは確実についてくるので、来年に向けてはこちらを待つのがいいかと思います。
ローターが金属であればよいのですが。
また、インフィニティループがつくと、ガイド径が小さなロッドはトラブルの元なので、ガイド径が大きいロッドを推奨します。
(使った中では天龍のベイブレイズが一番でした。)

今使ってる各タックルの選定基準などは以下にまとめています。
天龍 21 ベイブレイズ BBZ702S-M – 東京湾 ボートサワラ用キャスティングロッド インプレ
テイルウォーク 21 ボートゲーマーSSD S70MH – 東京湾 ボートサワラ キャスティングロッド インプレ
パームス 20 シーラプチャー STGS-66ML – カツオ・シイラ・サワラブレード用 キャスティングロッド インプレ
シマノ 22 ステラ C5000XG サワラ ブレードジグ用 インプレ
ダイワ 19 セルテート LT4000-CXH ベアリング追加、ハンドルノブ交換、インプレ
ダイワ 20 ルビアス LT4000-CXH 東京湾 シーバス、マゴチ、SLJ用 インプレ

■ サワラ情報

サワラについては以下に情報をまとめていますので、初心者の方はご覧ください。
東京湾 船でのサワラフィッシング 初心者向け情報
東京湾 ボートからの青物(サワラ、イナダ)ルアー 初心者向けタックル選定
サワラ 初心者向け 捌き方の案内とオススメ料理

では、また!

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