初心者 魚をさばくときの準備と心構え

釣り酒師あっきーです。

私は子供の時から釣りをしてましたが、昔は海で釣れた魚は母親がさばいてくれてました。
自分でさばくようになったのは、2019年から関東で本格的に海釣りを始めてからです。
妻も魚をさばいたことはほとんどなかったので、自分でやるしかない状態だったし、今後釣ったものを美味しく食べれるように一念発起して取り組みました。
ゼロからスタートしたので、これから魚をさばくことにチャレンジする方に向けて、私の経験をまとめます。

初心者 魚をさばくときの準備と心構え

結論から話すと、理解してほしいポイントは三つです。
・最初からキレイにさばけないので、諦めましょう
・道具は専用のものを揃えましょう
・魚を捌く前に包丁は研いで使いましょう

ステップを6つに分けてご説明します!

1.最初からキレイにさばけないので、諦めましょう

正直最初はキレイにはさばけません。
魚の扱いや魚の構造が理解できないと、どこに包丁を入れればいいかがわからないためです。
どのように包丁を入れるかも何度か経験すると掴めてきます。
最初は骨にたくさん身が残りますが、スプーンですくってもいいし、そのまま煮付けや味噌汁にすれば美味しく食べれます!

何度も包丁を入れて、身がボロボロになることもしばしばです。
写真も5匹目くらいのサワラですが、やっぱりちょっと身がボロボロ。
ただ、そんな状態でも味が極端に落ちるわけではないので、気にせず続けましょう。

昔と違って、今はYouTubeがあります。
検索すれば動画でさばき方のレクチャーを無料で受けられます。
ぜひぜひこれを活用してみてください!
さばきながら、分かりにくいところや難しいところは何度も見たり、複数の動画を見れば解決できます。
私も毎回YouTubeを見ながらさばいてます。

魚のサイズにもよりますが、50cmを超えるものを1匹さばくのに最初は1時間近くかかります。
1時間かかっても、その場で腐ることはないので、ゆっくりやりましょう!
刺身にならないくらい身がボロボロになったら、そのまま煮付けや味噌汁にすれば美味しく食べられます。
失敗しても経験と思って、めげずに続ければ誰でもさばけるようになります。

2.道具は専用のものを揃えましょう

最低限、出刃包丁、砥石、ウロコ取り、キッチンバサミは準備してください。
三徳包丁では、さばきにくいし、ケガする恐れがあります。

私はたまたま結婚式の引き出物でもらったギフト本の中で包丁セットがあったので、その出刃包丁を使ってます。(写真上の包丁)

一本2500円くらいですが、毎回さばく前に砥石で研いで使えばそんなに問題はないです。

砥石は台座があると研ぎやすいです。

私は適当に選んだ砥石を使ってますが、問題なく使えてます。
リンクを張ったのは、包丁と合わせて貝印のものにしました。

ウロコ取りは、いろいろ使った結果、がまかつの鱗取りが一番良かったです。

ちょっと高いですが、うろこが飛び散らないので、おすすめです!

キッチンバサミは、エラを処理したり、小魚を捌くときにはとても便利です!

私はこちらを使ってますが、分解できて洗いやすくてお勧めです!

■ あれば便利なもの

刺身包丁(写真の下の包丁)

三徳包丁でも切れますが、刺身包丁はキレイな断面になります。
片刃の出刃包丁だと、斜めに切れるので、刺身にするときは刺身包丁か三徳包丁がいいです。

ささら

内臓を取り出した後、残った内臓を掻き出したり、血合いを取り除くのに役に立ちます!
なかったらキッチンペーパーとかでもとれるので、必須ではないです。
金たわしも流用できますが、食べるものを洗うので、専用に用意した方がいいです。
ただ、金たわしを使い分けるために複数個並べると見分けがつかなくなるので、私はささらをかいました(笑)

骨抜き

たまに太いものがある時に抜きます。
写真下の100均のやつを使ってみましたが、使いにくいというかほぼ使い物にならないので、写真上の500円くらいのやつを買った方がいいです。

4.魚をさばき始める前に包丁を研ぎましょう

さばくまえには包丁を研ぎましょう。
格段に捌きやすくなります。

大きな魚は包丁を研いでないとさばくのに苦労します。
あとはよく切れない包丁だと、変に力んで怪我しやすいです。
一度研ぎ忘れて捌いてる時に、指を深く切ったケースがありました。
しっかり研ぐこと、包丁の刃の方向に手を置かないように気をつけましょう。
でも、実際は気をつけながらも、小さな傷を何度か経験して、包丁の使い方を覚えることになるかと思います。

4.Youtubeを見ながら魚をさばきましょう

包丁を研いだら、魚をさばき始めます。
ウロコとり、頭を落とす、内臓を出す、3枚に下ろす、頭の処理をするの五段階です。

これはYouTubeをたくさんみて、実践して覚えましょう。
魚をさばくのは、本よりもYouTubeを見ながら実践した方がわかりやすいです。

私はいつも上記のさばけるチャンネルをメインに様々な方の動画を活用します。
さばけるチャンネルさんの動画は、基本的に三枚おろしをするとこまでなので、それ以外の頭の処理や内蔵の処理は他の方の動画をみます。

対象魚ごとの捌き方・おすすめ料理のまとめを少しづつまとめていますので、必要に応じてご覧ください。
サワラ 初心者向けの案内とオススメ料理
マゴチ 初心者向け 捌き方の案内とオススメ料理
メバル・カサゴ 初心者向け 捌き方の案内とオススメ料理
タチウオ 初心者向け 捌き方の案内とオススメ料理
キス 初心者向け 捌き方の案内とオススメ料理
アジ 初心者向け 捌き方の案内とオススメ料理
イナダ 初心者向け 捌き方の案内とオススメ料理
シーバス 初心者向け 捌き方の案内とオススメ料理
トラフグ 初心者向け 捌き方の案内とオススメ料理

長期保存をするために内蔵と鰓だけ取り出して、キッチンペーパーに包んで保存するときは、キッチンバサミで捌くのも楽でいいです!
特にエラは包丁で捌くよりもキッチンバサミの方が危なくないので、お勧めです!
付け根をチョキチョキと切っていくだけなので、難しくはありませんが、魚の構造を理解するまでは少し時間がかかります。

魚をさばくのは、何度も繰り返せば誰でも慣れます。
私は大体2週間に一回釣りに行きます。
ターゲットの魚は基本的に同じ月で被らないように釣りに行くので、同じ魚を繰り返してさばいてないので、効率よくさばけません。
毎回YouTubeをチェックして、ゼロから取り組む感じです。
でも基本は三枚おろしですし、魚の構造は似てるので、最初は5回くらいみながらさばいてたのが、一回見て思い出せばさばけるようになってきました。

5.魚を捌いた後の片付け

翌日がゴミの日にさばくのが理想ですが、私の地域では週3回の回収なので、たまに2日くらい捨てられない場合があります。
夏で2日経つと結構臭いがキツくなるため、消臭機能のある袋を準備しておくとよいです。
少し大きめの袋のほうが使いやすいので、私は20Lの以下の袋をつかっています。

まずは骨やアラなどを水切りネットでまとめて、できる限り水を切ります。
次に、骨で袋に穴が開かないように新聞紙で包みます。
それを買い物袋などに入れて、できる限り空気を抜いて、口を縛りましょう。
そして、消臭袋の底に、水が滴らないように底に新聞紙を多めに引いて、魚をまとめた買い物袋を入れます。
口を縛る時はできる限り空気を抜いて、固結びで空気が漏れないように縛ります。
その消臭袋を指定ゴミ袋にいれて捨てるようにしています。
これで一旦冷蔵庫にいれて、ゴミの日に捨てましょう。

では、また!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です