東京湾 船フグ釣り 初心者向け 釣り方

釣り酒師あっきーです。

東京湾でのフグ釣りについての情報をまとめます。
私は東京湾奥の船釣りメインで、餌釣りに関しては吉久さんにお世話になっています。

ここ2〜3年で何度かフグ釣りに行ってみて、経験したことをまとめることで、今後東京湾でフグ釣りをしたい人の一助になれればと思います。
今回は釣り方についてまとめます。

フグの情報を以下にまとめているので、初心者の方はご覧ください。
東京湾 船フグ釣り 初心者向け 基本情報
東京湾 船フグ釣り 初心者向け おすすめタックルと仕掛け
フグ 初心者向け 捌き方の案内とオススメ料理

■ 東京湾 船フグ釣り 初心者向け 釣り方

フグ釣りを始める前に

ドラグは完全に締めてください。
ドラグが出るとバレる原因ですし、ショウサイフグやアカメフグならPE0.8号あればほぼ切れません。
ラインに傷みがないかだけは要チェックです。
トラフグの場合は、サイズが大きいので、PE1.0号にしたほうがいいです。

カットウ釣り方(ショウサイフグ、アカメフグ)


最初は、船の真下に落としての誘いで十分です。
仕掛けを投入するときのポイントは、ぼちゃんと仕掛けを落とすのではなく、静かにカットウ針を先に水に入れて、カットウが潮を受けて流れてから錘を落とすと絡みにくいです。

リールのクラッチ(リールの親指のスイッチのこと)を切って (切るといいますが、スイッチを押すこと)、親指で糸を抑えながら(サミングといいます)、仕掛けを落とします。
そこについたらハンドルを回して、クラッチを戻してください。(ハンドルを回すとリールの親指のスイッチが戻って巻けるようになります)

誘いは、吉久さん推奨の着底後5秒待って空合わせ(手首を返して、20cmくらい竿をすっと持ち上げる)の繰り返し。
その中で、空合わせ時にかかったり、ステイ中、フォール中のあたりをとって、合わせてみてかかるかを何度も繰り返す感じです。
なかなかかからなくても、フグも結構しつこく追ってくるので、かかるまで誘えばいいだけなので気楽に釣りましょう。(かからない時は諦める)

あたりが出てる間は、餌が残ってる証拠なので、1分くらいあたりがなくなるまでは誘うのがいいです。
少しでも餌が残ってればしつこくアタックしてきます。
あたりを感じた時、仕掛けが軽くなった時に集中して、根気よく5秒間隔かあたりがあれば、空合わせすることがコツです。
ただし、空合わせや投入時にカットウが仕掛けに絡むことがあるので、あたりがでない時は、ずっと仕掛けを投入したままではなく、たまに仕掛けをあげてチェックしてください。

魚がかかったらテンションをかけて、糸が緩まないようにして巻くようにしてください。
フグは針掛かりすると上に泳ぐ時があるので、急いで巻くようにしてください。(このときにバレやすいです)
水面に出た時に糸が弛みやすいので、仕掛けが見えたら、竿の長さを考慮して巻きすぎないように気をつけて、竿を立てて取り込むのがいいです。

25cmを超えるようなフグの場合、テンションを緩めないように気をつけつつ、隣の人に手伝ってもらって、タモ入れしましょう。
タモ入れは結構慣れが必要で、この時にカットウに引っ掛けるとバラす可能性が上がります。
魚のお尻から掬い上げるのではなく、魚の頭から掬い上げることで少しでもバラシが減るので覚えておいてください。

カットウ釣り方(トラフグ)


トラフグもカットウを使いますが、釣り方が違います。
基本的に船長が指示する棚までゆっくりとカットウを落として、ゆっくり巻き上げるの繰り返しです。
ラインの色を見ながら、1mずつカウントして、指示された水深に到着したら、ハンドルを回します。
錘が重いので、親指でコントロールして落とす速度をゆっくりにしてください。
早く落とすとカットウが仕掛けに絡むので要注意です。

棚まで落としたあとの釣り方は、タイラバのようにゆっくり低速で巻くかたちがシンプルです。
みんなであたりがあった棚を共有することでその日の棚が見えてきたら、その棚の前後を竿分だけあげさげしたり、ゆすったりします。
底の反応の時もその棚でゆすって誘ったり、竿の長さ分だけあげたり下げたりします。

魚が見つけてくれれば、ゴンとわかりやすいあたりが出るので、合わせてみてください。
ただすぐにかからない時もあるので、あたりが出たら合わせるを繰り返してください。
上手い人は、フグが寄ってきた気配を感じ取れるそうですが、最初は無理なので、あたりが出てから合わせるで十分です。
針掛かりした後の対応は、ショウサイフグ、アカメフグと同じですが、トラフグのほうが大きくて引きます。

胴突での釣り方


錘が重めなので、親指で糸を抑えながら(サミングといいます)、仕掛けを落とします。
底まで落としたら、底に錘がある状態(底をとるといいます)で、目と同じ高さに穂先を持ってきます。
穂先を曲げない程度のラインの張りを保って、あたりを待つ感じ。

仕掛けを止めてから5秒待ってあたりがなければ、カットウのように軽く空合わせをしましょう。
ビクビクしなければ、もう一度底をとって、穂先をシェイクして、また5秒待ちの繰り返しです。
手には届かないあたりが穂先には出ます。

穂先のみのあたりで聞きあわせ(20cmくらい竿をゆっくり上げる)して、重みがあれば本合わせという感じ。
乗らなくても、聞き合わせからの落とし込みが誘いになって、そのあと当たったりもします。
餌がついてる時と無くなった後では竿で誘った時の重さが違うので、それを感じ取れると、効率よく餌の交換ができます。
(カットウのチラシ仕掛けと同じ感覚です)

根(岩がゴツゴツしているところ)周りでは、引っかかるなら、底を感じたらすぐに少し浮かせる形でもよいです。
割と根にタイトについてることが多いので、穂先のコントロールで根をかわしつつ、誘いをかける感じがよいです。
(ゴツゴツしているところで、錘をずるずると引くのは根掛かりするのでNG)

胴突での釣り(寄りフグシーズン)は、あたりが多くてとても楽しい釣りです!
なかなか掛けられないので、悶絶な釣りでもありますが、これも楽しみの一つですね!
アジ、カワハギなどのゲストも釣れる時があり、多彩で楽しめます!

最後に

フグ釣りは繊細でとても面白いです!
ぜひ、カットウと胴突の釣りを経験して、フグ釣りを楽しんでみてください!
釣れた後は船宿で毒のある部分を取り除いてくれるので、安心して食べてみてください!

毒のある部分を取り除いたものを身欠きフグといいます。
身欠きフグの捌き方などは以下のリンクをご覧ください。
フグ 初心者向け 捌き方の案内とオススメ料理

では、また!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です