大型青物(ヒラマサ、キハダマグロ)向け 初心者キャスティングタックル選定 2021
釣り酒師あっきーです。
色々な釣りを経験する中で、大物も狙ってみたくなりました。
昔からテレビでオフショアのジギングやキャスティングで、カンパチ、ヒラマサ、ブリ、キハダマグロ、GTなどをみて、いつかは釣ってみたいと思っていました。
ここでいう初心者は本当の初心者ではなく、レンタルタックルを卒業して、本格的にこの釣りを始めたい人をターゲットとしています。
関東近辺で何が釣れるかを調べると、外房のヒラマサと相模湾のキハダマグロが有名でした。
まず、この2つの魚種を狙うためのキャスティングタックルを揃えることにしました。
できるだけ安いものを選定しましたが、使い分けと予備を想定して2タックル、ルアーやライン、小物など、TOTAL15万近くかかりました。
その後、上位クラスの買い足しをしたので、追加で10万くらいかかりました。(2022/07/03追記)
いろいろ買って、試した結論としては、竿は2万円後半のクラス、リールは6万出した方が、キャッチできる確率はかなり上がります。
安いロッド、安いリールだと、強い引きをいなすことができず走られて、リールのドラグ性能が弱いとラインを切られることになりそうです。
いろいろ使ってみた結果、グラップラーやシーラプチャークラスの7.7ft前後のロッドとツインパワーSWかセルテートSWを買うことをお勧めします。
(2022/09追記)
一緒にそろえたジギングタックルの選定はこちら-> 大型青物(ヒラマサ、キハダマグロ)向け ジギングタックル選定 2021
大型青物(ヒラマサ、キハダマグロ)向け 初心者キャスティングタックル選定 2021
あまりにも強度が強い竿は疲れるので、大きさ的にヒラマサは15〜20kg、キハダマグロは20〜30kgを想定した選定です。
■ ロッド
色々調べてみると、関東近辺は人が多いので、アンダーハンドキャストが基本で、短めの竿が良さそう。
ただ船は割と大型のものが多いみたいで、ヒラマサなら7.5〜8ft、キハダマグロは8〜8.5ftあたり。
そこで7ft台を一本、8ft台を一本買って、状況に合わせて使い分けることにしました。
シマノのグラップラーのページが対象魚ごとのリストがあってわかりやすかったです!
https://fish.shimano.com/ja-JP/product/rod/offshoresalt/casting/a075f000032ynwgqa2.html#Features
これで、ターゲットの重さを考えるとパワーはMで良さそう。ルアーは100g上限くらい。
この範囲で実売価格が予算1.5万〜2.5万で探しました。
シマノ グラップラー タイプC
https://fish.shimano.com/ja-JP/product/rod/offshoresalt/casting/a075f000032ynwgqa2.html#Features
長さとパワーの種類が多く、S77MかS80Mが良い感じ
ダイワ ブラスト
https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/rod/salt_rd/18blast/index.html
理想の長さとパワーが揃ってなくて対象外
パームス シーラプチャー
http://www.palms.co.jp/rod/product/?name=searapture
ジョイントが中途半端で耐久性が気になったので対象外。
この選定をしたあと、シイラ用にシーラプチャーを買って、サワラで使ってみましたが、ジョイントは気にならずとてもいい竿だったので、こちらを購入するのもいいかと思います。
パームス 20 シーラプチャー STGS-66ML – カツオ・シイラ用 キャスティングロッド インプレ
メジャークラフト クロステージ
https://www.majorcraft.co.jp/roditem/8779
ターゲットごとに数本ロッドがあって、CRXC-77HIRAMASAかCRXC-80TUNAが良さそう。
ただ、CRXC-80TUNAはターゲットが30〜45kgで想定よりもオーバースペック。
結局、メジャークラフトのCRXC-77HIRAMASAとシマノのグラップラー タイプC S80Mを選びました。
長さとパワーがちょうど良くて、メーカーの違いを感じたくてこの2本にしました。
いろいろ使ってみて、おすすめのロッドリンクは最後にまとめました。
■ リール
色々なサイトを見る限り、最上位かその次のランクがおすすめと書いてあるところがほとんど。
となるとシマノならステラかツインパワーSW、ダイワならソルティガかキャタリナ、セルテートSWあたり。
最低でも一台5万クラスで、完全に予算オーバー。
重かったりしてもいいので、安くで買えそうなオフショアの大型リールがないかを探してみたら、2台ありました。
ただ、使ってみた結果、ツインパワーSWもしくはセルテートSWを買うのが現実解です。(2022/09追記)
シマノ 21 ツインパワーSW 14000XG – キハダマグロ、GT用キャスティングリール インプレ
BGやストラディックSWは予備リールになりました。
いろいろ使ってみて、おすすめのリールリンクは最後にまとめました。
ダイワ BG
https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/reel/spin_rl/bg/index.html
実売価格が1.5万で、大型ソルトウォーターリールとしては最安値。
人によってはこれはダメという人もいますが、これでもどうにかなるという人もいました。
ステラやソルティガを基本としてる人なら、こんなの使えないかもしれませんが、まずスタートにはよいかと思い、この機種を選定。
ドラグもATDがついてるので、最低限の機能は有していると判断。
PE5号を300m巻きたかったので5000Hを選定
BG5000Hは、ラインローラーにベアリングが入ってないので、2個購入して2BB仕様にしました。
ストラディックSW
http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/6164
バイオマスターSWの後継がやっと2020年に発売されました。
実売価格が3万円位で、少し予算オーバーですが、BGとの比較もしたかったのでPE5号を300m巻ける10000HGを選定。
ラインはジギングでも使えるように色分けされたもので、いつものシーガーのx8を選びました。
リーダーはかなり太いものでしなやかさが必要だと感じたので、バリバスのオーシャンレコードのナイロンの100lbにしました。
■ ルアー
最低限、ポッパー、ペンシル、シンキングペンシルを揃えるために釣具屋を物色。
たまたま安かったソルティガのドラド系とDUOの青政シリーズを買い揃えました。
追加でポップクイーン、ラピード、マンマサーディン、オシアドリームチューンを購入。とりあえずこれで釣りができるかな。
フックは、がまかつのトレブルSP XH 2/0
スプリットリングは、オーナー カルディバのウルトラワイヤー8号
ソリッドリングもオーナー カルディバのソリッドリング7.5号
■ その他
プライヤーも今までのものでは対応できそうになかったので、シマノのパワープライヤーを購入。
ケースも深みがあって、大型ルアーが入るものを選定。メイホウのバーサス VS-3010NDDM
今は、スルッパに置き換えました!
新型ルアーケース スルッパ インプレ
かかったときに少しでも楽にやり取りできるようにファイティングベルトも買いました。
プラスチック製よりも少し使いやすそうだったのでこちらにしました。
ドラグ調整用にドラグチェッカーも仕入れました。
■ レビュー
2021/05/01 外房ヒラマサ@大原漁港 松鶴丸
実際に利用してみたのですが、胴の間だとグラップラーの8ftだとアンダーハンドは正直投げにくいです。
クロステージの7.7ftでどうにか投げることができました。
ミヨシなら8ftでも問題なくいけるかと思います。
東京湾のキャスティングと違って、タックル重量が倍くらいで、キャストの負荷がとても高いです。
初心者は、数回はキャスティングの練習で終わる可能性があります。
2022/07/01 外房船ルアーヒラマサ@大原漁港 松鶴丸
シマノ 19 グラップラー タイプC S77MH + シマノ 21 ツインパワーSW 14000XGを使ってみました!
やや強めの竿ですが、アンダーハンドでのキャストがしやすかったです!
リールはラインスラックを巻き上げる速度が早く、エクストラハイギアで良かったです!
クロステージとストラディックSWのセットとは別次元で、やっぱりヒラマサクラスの魚を狙うなら、このくらいのスペックがいいです。
竿は重いルアーをキャストしやすいし、リールはドラグのムラがなく、作りがよいので、バラシが減りそう。
まだ魚を掛けてないので、詳細なレビューはできませんが、このタックルでしばらくは楽しみます!
初回は準備でも余裕がなかったので気づかなかったのですが、BGやストラディックSWはドラグ7kgの設定はフルロックに近くて、ドラグの出方にムラがあり、あまりお勧めできません。
ドラグ5kgくらいまでですね。
かなり引きが強く、根に入り込むヒラマサだと正直切られる可能性が高いです。
相模湾のキハダならドラグ5kgくらいでいいようなので、利用は可能かと思います。
泳がせなどで使うのが現実的な感じです。
また、巻き上げる力がBGやストラディックSWとキャタリナ、ツインパワーSWではまるで違います。
1日釣りをしてて、キャタリナやツインパワーSWなら続けられますが、BGやストラディックSWだと休憩が必要になります。
その時間が勿体無いと感じます。
キャスティングロッドは、クロステージよりグラップラーのほうが格段に投げやすいです。
クロステージは、ガイドなども大きくて、重いので、釣りづらいというのは確かです。
ここでも値段差がはっきりと出ます。
ジギングロッドは、試しにキハダ用のアブガルシアのソルティーステージを使いましたが、しゃくりやすくてよかったです。(竿が強すぎてヒラマサで使うジグは軽すぎたけど)
ヒラマサなら、グラップラータイプJ3ピースをメインに、予備でヴァデルを使おうかと検討中です。
大物がかかったときに後悔しないように、予算が許すならば初心者でもツインパワーSWやセルテートSWを選定することをお勧めします!
■ 商品リンク(ロッド)
いろいろ使ってみた結果、グラップラーやシーラプチャークラスの7.7ft前後のロッドとツインパワーSWかセルテートSWを買うことをお勧めします。
大物ロッドはあっという間に売り切れるので、見つけたら即買いを心がけないと次の入荷がいつになるかわかりません。
(私もシマノのグラップラー タイプC S77MHは、1年間探してやっと買えました。新製品を予約で買うのが最も手に入りやすいです)
ヒラマサとキハダマグロのキャスティングで使うなら、私はシマノのグラップラータイプC S77MHをお勧めします!
パームスのシーラプチャーSTGS-78MHもよさそうです。
■ 商品リンク(リール)
キャスティングの場合はエクストラハイギア一択です!
正直かなり高いですが、素材もいいので長持ちもします。
確実に釣り上げられる可能性を高められるリールなので、ストラディックSWやカルディアSWではなく、ツインパワーSWやセルテートSWをお勧めします。
私もそうだったように予算的に厳しいなら、今ならストラディックSWの14000XGを買うのがおすすめです!
シマノならツインパワーSW 14000XG
ダイワならセルテートSW 14000-XH
シマノ ストラディックSW 14000XG(2022年10月発売予定)
では、また!