マイタックル(ロッド、リール)を揃えたらやらなければならないこと

釣り酒師あっきーです。

今回は、自分でタックルを揃えた時にどんなことをしないといけないかをまとめます。
レンタルタックルなら使い終わった後は返却のみですが、自分のタックルの場合は、自分で糸を巻いたり、メンテナンスをしたりといくつかの作業をしなければなりません。
その分、ターゲットとなる魚に合わせたロッドを使えることでより釣りやすくなったり、人よりも多く釣れるようになったりと、かなりメリットもあります。

今回は、それぞれのやり方を簡単にまとめたり、過去にまとめたページへリンクを貼っておきます。
不明点があれば、問い合わせフォームからご連絡いただくか、Twitter( @tsurisake_akkie )などで声をかけてください。

マイタックル(ロッド、リール)を揃えたらやらなければならないこと

概要

竿は洗って保存くらいですが、リールは洗って、メンテナンス、糸巻き、リーダー結束などの作業があります。
それぞれのやり方をここではまとめます。

共通の作業

1. 使用後のロッドやリールの水洗い、拭き取り

釣りが終わったら、水洗いです。
まずリールのドラグを硬めに締めます。
ドラグはギチギチまでする必要はなく、ドラグを回すのが硬いかな程度で十分。
目安として9割締める感じです。

水道やホースの水は夏は暑くなってることがあるので、冷えるまで待ってから道具全体に水をかけてください。
お湯をオイルやグリスが全部流れるので、オーバーホールが必要になってしまいます。
オーバーホールとは、リールをすべて分解して、グリスアップして組み上げることで、初心者には難易度が高いです。
ここで紹介するメンテナンスの範囲を超えるので、メーカーに依頼するのが無難です。
おおよそ4000〜5000円かかります。

ロッドはさっと水を流すだけでいいです。
ロッドは、タオルでブランクス、ガイドの水滴を拭き取って、ケースに仕舞います。
ガイド周りに汚れがつきやすいのでチェックしてあげてください。
ガイドに傷を見つけたら、ラインが当たるところか判断して必要に応じて交換を依頼します。
リールは、タオルで全体の水分を拭き取って、ドラグを緩めて、ケースに仕舞います。

私の場合は、オカッパリの場合は釣り場、船宿では水道でざざっと洗って、ざっと水分を拭き取って、自宅に帰ってシャワーで念入りに洗うようにしています。
船宿ではたくさんの人が竿を洗うために待ってるので、素早く洗って次の人に譲る必要があるためです。

オカッパリや船宿によっては水道が準備できない場合もあるので、ペットボトルの水を1本準備しておくのが無難です。
(車なら2Lペットボトルを1本積んでおくとベスト)
ただ、炎天下の車だと水温が上がるので、上州屋やキャスティング、公園などの水道をお借りするのが無難です。

2. ロッドやリールの保存
ロッドもリールも専用ケースに入れておくことで、傷がついたり、折れたりなどの事故を減らすことができるのでぜひ揃えてください。

ロッドケースはアブガルシアがおすすめです。
アブガルシア リアルメソッド セミハードロッドケース インプレ
旅行に行く場合はハードケースのほうがいいので、以下も参考にしてみてください。
プロックス ハードロッドケース インプレ(ラウンドエアーロッドケース)
リールケースは100均のクッション袋でもいいですが、私はタカミヤのリールケースを愛用しています。

リールの作業

1. リールの糸巻き
リールに糸を巻かないと使えないので、まずは糸巻きからスタートです。

釣具屋さんに頼むこともできます。
信頼できる人がやってくれる店舗があればいいですが、一般的なチェーン店では、仕事の片手間でやってる影響で、人によってノットが不十分で実釣に影響が出る場合があります。
そのため、手間はかかりますが、自分で巻いた方が安心です。

楽に糸を巻くには、第一精工の高速リサイクラーがあると便利です!
様々な釣りのライン(糸)の選択方法と巻き方(高速リサイクラー)、結び方
リールに糸を巻く時の摩擦熱でPEラインを痛めないように、PEラインをスプールごと一度水につけて表面を濡らすと良いです。
高速リサイクラーはネジでラインテンションを変えられるので便利です!
ある程度テンションをかけて糸を巻くことで、ライントラブルが減ります。

また、釣り方にもよりますが、意図しないところで切れたり、PEラインはケバだってきたり、ナイロンやフロロカーボンは透明感がなくなったらラインを交換してください。
PEラインなら残りが100m以上あれば、巻き返しという手段もあります。
要は、糸をひっくり返して巻いて、使ってない部分を使うやり方です。
やり方は、リールに巻いてある糸を別のスプール(スプール1)に巻き替え、スプール1からまた別のスプール(スプール2)に巻き替えて、スプール2の糸をリールに巻き直すという処理が必要です。
手間はかかりますが、ラインを有効活用できる点で有用です。

2. リーダーの結束

PEラインの場合は、ショックリーダーをつなぐ必要があります。
これは糸が切れた時にも対応しなければならないので、ぜひ自分でできるようになってください。
糸と手だけで結ぶこともできますが、道具を使った方が比較的簡単でスピーディーに強度を高めて作ることができるので、私は道具を使うパターンをお勧めします。

私は第一精工のノットアシストを使って、FGノットを使ってます。
海のルアー釣りに必須!!ノットアシスト2.0 (第一精工)
慣れれば簡単にきれいに編み込めます。
最初はメーカーの説明動画を見ながら試して、何度か繰り返せば手が覚えます。

3. リールのメンテナンス
釣りから帰ったら、1〜2日リールは陰干しして、メンテナンスをします。
メンテナンスはラインのメンテナンスとリール自体のメンテナンスの2つがあります。

3-1. ラインのメンテナンス
糸絡みやバックラッシュが発生した場合、ラインが食い込んだり、傷ついてる場合があります。
また、コマセを撒く釣り、アカクラゲなどがいた場合、ラインが汚れている可能性が高いです。
ラインの劣化の原因になるため、メンテが必要です。

一旦引き出して、糸絡みや汚れをとるついでにラインコーティング剤を塗るといいです。

やり方は、第一精工の高速リサイクラーなどに空スプールをつけて、スプールの糸を使った分+10mほど引き出します。
ラインコーティング剤をティッシュに多めに吹きかけて、リールに巻き直す際に糸をコーティング剤のついたティッシュで押さえて巻き取る感じです。
そうすれば、汚れを落としつつ、ラインコーティング剤を表面に塗ることができてラインが長持ちします。
糸を巻いてる途中でざらざらした部分を見つけたらそれから先は糸を切って捨てましょう。(釣り中の高切れの原因になるため)

3-2. リール自体のメンテナンス
リールを使うことで、海水で濡れたり、日光で熱されたり、水で洗うことでオイルやグリスが流れたり、汚れたりすることがあります。
そのため新しいオイルやグリスを塗る必要があります。
汚れている場合、必要に応じて、各ベアリングや継ぎ目のオイルやグリスを拭き取ってから新しいオイルやグリスを塗ります。
この作業をするためには一旦、リールやラインが乾くまで待ちましょう。

各リールのメンテについては、別記事でまとめてます。
初心者向け 釣具のメンテナンスの基礎
リールのメンテナンス後は、車の中は避けて、直射日光が当たらないところで保管しましょう。

釣具は適切にメンテナンスをすることで長持ちします。
必要に応じてリールはオーバーホールに出して、いい状態を保ってください。

では、また!

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