ライフシフト(リンダグラットンさん、アンドリュースコットさん)

あっきーです。

先日こちらの本を読みました。

いろいろ人生について考えることのできた本でした。
今後の人生を考えたり、子供の人生を考えるにあたって有用な本です。

■ ライフシフト(リンダグラットンさん、アンドリュースコットさん)


これから人々の大半が100年生きる時代に入る、そのために人生のあり方を変えなければならないと主張している本です。
生まれた年が現時点に近いほど平均寿命がどんどん伸びているそうです。計算では、1990年代生まれの予想平均寿命は100歳を超えています。
長生きすることで、自分の生き方を根本的に見直さなければならないとおっしゃっています。

これまでは、就学世代(0〜20歳位)、就職世代(20〜65歳位)、引退世代(65歳以上)と区分された三世代で区切られていたが、
長生きすることで、余裕を持った老後生活をするためには少しでも長く働く必要がある。
同じ仕事を50年以上続けることはノウハウに変化が少なく時代の流れに取り残されるため、収入が先細りしてしまう。
そのため、人生の余暇は自己成長のために費やす必要があり、適切なタイミングでキャリアアップやキャリアチェンジをしなければならないそうです。

長生きのために収入だけでなく、プライベートの充実も重要と書かれています。
家族とのつながり、地域とのつながり、趣味などを充実させないと人生はよりよいものにはならないとまとめています。

個人的にはずっとキャリアアップするための努力をし続けるのは厳しいので、ある一定期間ごとに目標を立てて、
目標を達成したら少し休む期間を作れたらいいなと思ってます。

今後の人生を考えると、夫婦で働き続けないと生活が厳しいと感じています。
昔のように年功序列ではない企業が増えてるし、いつリストラされるかわからないので、ダブルインカムであることはとても重要です。
しかし子育て世代は、家事や育児を分担しないとダブルインカムは維持できないので仕事に費やせる時間は限られてます。
とてもお金がかかる時期なので、子育ての補助がもう少し多くなると助かるなと思います。
(保育園の無償化が早く実現して欲しい)

キャリアチェンジするにもかなりの負担があるので、この負担を政府がカバーできるような仕組みも必要だと考えます。
たとえば、教育訓練費用の基準を緩めて、様々なチャレンジができるような仕組みなども良いかもしれません。
失業保険の緩和などもいいかもしれません。(ただし、仕事をしたくなくなるような仕組みではダメですが)

また、若い頃から自分の人生を組み立てるために出来る限り貯蓄をしておくことの重要性を若い世代に伝える必要があると感じます。
そもそも保険や金融リテラシーなどを高校生くらいから一般教養として学べるようにしたほうがよいかなと。
全体として将来を見据えて行動するようになるため、貯蓄にお金が回るようになり、景気はあまり良くならないのかもしれないですね。
評価:★★★☆

では、また!

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